【2月号】
水戸殿の後楽の地や浮寝鳥
倒影のビルの窓より鳰の顔
語部へ耳傾くや石蕗の花
恵比須顔して鯛焼の腹を吹く
礼状に病の仔細冬の月
【1月号】
小鳥来る朝の一句を詠む窓辺
秋刀魚焼く煙へ帰る路地暮し
秋の雲良寛さんの筆かとも
川底に透ける甌穴紅葉川
稲刈や鎌傷残る老いの腕